損害賠償額の補償の特徴等

対人賠償保険は相手方を死亡させたもしくは負傷させたことにより、被保険者が法律上の損害賠償責任を負わされたものに対して補償を行うものです。相手方への法律上の損害賠償額は法律の条文で決まっている訳ではなく、過去の裁判例をもとに決められます。具体的な賠償すべき項目としては、治療費、通院交通費、休業損害、慰謝料、逸失利益、葬儀費といったものになります。これ以外の項目については、交通事故と損害との相当因果関係があるものに対して賠償が行われます。


相当因果関係とは、具体的な事象の影響によって結果が発生することが社会通念上妥当と思われることを言い、風が吹いて桶屋が儲かるでは相当因果関係があるとは言えません。この相当因果関係の有無を過去の裁判例で判断を行ないます。対人賠償保険では法律上の損害賠償責任がない部分については補償してもらえません。仮に加害者が被害者の勢いに押され、法律上の損害賠償責任が発生しないものに対して負担したとしても対人賠償保険では支払ってもらえません。被害者から要求があった際は必ず保険会社に相談し、絶対に自己負担をしないことが重要です。また自賠責保険保険が付いていない場合は自賠責保険の部分について対人賠償保険では支払われないため注意が必要です。

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